お役立ちコラム

【お墓の増築計画】お墓や墓地を増やす前に知っておきたいこととは?タイミングや1つのお墓に何柱まで入れるのか

地域や宗派によって異なりますが、1つのお墓に収める柱数は、1柱が一般的ですが、多くのご家庭は「○○家の墓」としてお墓を保有していることが多く、そのため複数のご遺骨やご遺灰を1つのお墓に収めるといった方が広く知られています。また墓地の管理方針や法律でも家族単位で複数のご遺骨やご遺灰を収めることに問題はありません。

しかし現状建っている墓石のカロートの広さによって収められるご遺骨・ご遺灰の数に限りが出てきてしまうので、新たにお墓を増やすことは大切なことです。家族や大切な人のご遺骨やご遺灰を安置する場所を確保することは、敬意を表す行為であり、ご遺族や子々孫々の世代にとっても意味深いものになります。

また、お墓を増やす際には、地域の規制や家族の意向、予算などを考慮して計画を立てる必要があります。さらに墓地の管理やメンテナンスも重要ですので、継続的なケアを行うことも忘れてはいけません。

1つのお墓に何柱まで収められるの?

お墓に入れる人数は、地域や宗教によって異なります。一般的には、1つのお墓に1〜4人のご遺骨やご遺灰を安置することが一般的ですが、墓地の管理規則や家族の希望によって異なる場合もあります。

主に、直系の家族や親しい関係者が同じお墓に安置されることが多く、お墓に入れる人数については、地元の墓地管理者や関連する宗教団体、また石材店などに相談すると良いでしょう。

お墓を増やすタイミングは?

お墓を増やすタイミングは、個々の家族や現在の状況によって異なりますが、通常以下のような場合が多いです。

1.家族や親族の増加 家族や親族が増えた場合、現状のお墓に収まりきらないことがあります。そのため新しいお墓を用意する必要があり、家族や親族たちが尊厳を持ってお墓に埋葬することができます。
2.現在のお墓の安置数が上限を達している場合 既存のお墓にすでに多くのご遺骨やご遺灰が収められている場合、新たに亡くなった故人を安置するスペースがないとき、新しいお墓を用意する必要が生じます。
3.個々の意向や要望に応じて 家族の中には、個々の意向や宗教的信念に基づき、今あるお墓とは別に新たなお墓を建ててそこに埋葬されたいという要望を持つ人もいます。その場合、別々のお墓を建てることで、個々の希望や尊厳を尊重することができます。
4.家族の意思決定 今あるお墓が建ってから時間が経ち、現代で暮らす家族の構成や状況に変化が生じた際、今の家族だけが入れる新しいお墓を設置することを希望される場合もあります。
5.記念碑や伝統の継承 一部の家族は、特定の場所や形式のお墓に関連する伝統や記念碑を維持したいと考えるかもしれません。その場合、別々のお墓を建てることで、伝統や記念碑の維持をし続けることができます。
6.将来への需要に備えて 将来的に家族や親族が増えることを見越し、今あるお墓ともう一つお墓を用意しておくのも賢明です。事前にお墓を増やしておけば、将来の需要に対応することができます。

これらの状況や要因を考慮して、お墓を増やすタイミングを選ぶことが重要です。

お墓を増やすときの注意点は何?

お墓を増やす際には、いくつかの重要な注意点があります。注意点を事前に把握しておくことで「増やして失敗した!」「親族間で相違があって結局増やしたのにすぐに墓じまいしてしまった」などというトラブルを防ぐことができます。

1.法規制と規制遵守 墓地の規制や地方の法令を確認し、墓地を増設する際に必要な手続きや許可を取得する。
2.場所の選定 新しいお墓の場所を選ぶ際に、家族や親族などがアクセスしやすい場所であったり、景観の良い場所を慎重に選ぶ。
3.予算を考慮する お墓を増やすとなると、墓地の購入費やメンテナンス費用などを含む予算をしっかりと考慮することが重要です。将来的な負担も考えて、予算を確保しましょう。
4.家族や親族の希望を尊重しよく話し合う お墓を増やすにはまず、家族や親族などの意向や希望を尊重することが大切です。家族全体での合意を得ることで、後々のトラブルを避けることができます。
5.永続性の考慮 今既存であるお墓と新しいお墓と2つのお墓の、永続的な管理やメンテナンスを念頭に入れておきましょう。墓地の管理や清掃などを定期的に行うことが必要となるので、次世代の墓守が結果的に大きな負担となるといったことにならないよう、配慮が必要です。

このような点を注意しつつ、お墓を増やす計画を立てるようにしましょう。

新たにお墓を建てるとなるといくらくらい必要?

新しいお墓を建てるためにはまずは費用を工面しなければなりません。様々な要因によって大きく異なりますが、以下のような要素によって金額に差が出てきます。

1.お墓を建てる地域 地域ごとに墓地の料金や土地の価格が異なるため、地域性が費用に大きく影響してきます。
2.墓地の規模と立地 墓地の規模や立地条件によって料金が変動します。人気のあるエリアや景観の良い場所に位置する墓地の区画ほど高価な場合があります。
3.墓石や墓石彫刻の種類 墓石や墓石彫刻の種類や大きさによって費用が変わります。素材やデザインによって価格が異なるため、予算内で適切なものを選ぶ必要があります。
4.管理費用 墓地の管理やメンテナンス費用も事前に考慮する必要があります。定期的な清掃や維持管理にかかる費用はお墓の維持には欠かせません。
5.追加サービスの有無 墓地によっては、追加のサービスやオプションがあります。例えば、墓地内の植栽や風景の管理、オンラインでの記念ページの提供などがあります。

これらの要素を加味すると、新しいお墓を建てる費用は数十万円から数百万円に及ぶこともあります。具体的な費用は地域や墓地によっても異なってくるので、事前に墓地の管理者や石材店といった関連する業者に相談し、見積もりを取るようにしましょう。

今あるお墓の墓地区画内にもう1つお墓を建てることはできる?

今あるお墓の区画内にスペースがあれば、もう1つお墓を建てることはできますが、その際には以下の点に注意する必要があります。

1.墓地の規制 地域や墓地ごとに異なる規制が存在します。一部の墓地では、1区画に1つのお墓しか建てることができない場合もありそのため、墓地の管理者に事前に確認することが必要です。
2.スペースとレイアウト 区画内に2つのお墓を建てる場合、スペースやレイアウトを考慮する必要があります。お墓の配置や間隔、お参りや掃除などの動線などを慎重に計画することが重要です。
3.適切な設計 区画内に2つのお墓を建てる際には、墓石や墓石の彫刻、また墓地の景観に配慮した設計が求められます。さらに、法律や規制に適合した設計を行うことも忘れてはなりません。
4.墓地の管理者との契約 2つのお墓を建てる場合、墓地の管理者と適切な契約を結ぶ必要があります。墓地の規則や料金、管理費用などについて十分に理解し、合意することではじめて同じ区画内に2つのお墓を建設することができます。

墓地の区画内に2つのお墓を建てることが可能かどうかをしっかりと確認し、墓地の管理者や墓石のプロである石材店などに相談することをお勧めします。

まとめ

1つのお墓に、ご遺骨・ご遺灰の収められる数には限りがあります。そのため、今あるお墓は残しつつ、もう1つお墓を建てることは今後を見据えれば必要不可欠です。

そのため家族の現在・これからの状況や希望、お墓を建てる地域の規制や慣習、所有地の状況など、様々な要素を考慮し、適切な決定をよく話し合った上で決めましょう。

もちろん専門家の意見として、地域の石材店にアドバイスを求めるのもいいでしょう。お墓を建てるとなると確実に石材店に墓石の発注をするのですから、些細なことでも親身になってくれます。

まずは気軽にオンラインなどから問い合わせてみてはいかがでしょうか?オンラインでの相談は、こちら

関連記事

ページ上部へ戻る